悲しい出来事を知っている
嬉しい出来事を知っている
古代の湖は凍り付いている
魚たちを
美しいままで
色とりどりのままで
闘いの途中の虎たちが
水浴びの最中の鹿たちが
魚を捕りに潜った鳥たちが
厳冬よりも深い寒さの中
ガラスを鈍く割るように
音を立てて水が凍る
枯れ木が折れて
命の最後を奏でる
薄暗い湖の底で
一匹だけ生き残った古代魚
大きな体で小さく小さく
心は孤独なままで
天上の曲折の灯
いつかの青葉
夜に閉ざされ
心は廃れて
湖の底の
醜い泥
いつしか
生の喜びを忘れ
仲間の声も忘れ
濁りきった瞳で
見つめる闇の底
呼吸を続け生き残り
湖の主となり光を諦める
凍る鋭い音が迫り来る
日々近づいて静かに時を待つ
古代魚が吸い込んだ闇を吐いたとき
どこかで枯れ木が折れる音がして
湖が一瞬だけ色づき動き出し
早々と闇を渦巻かせた
少しだけ鼻に残った
昔の香りを
感じさせ
嬉しい出来事を知っている
古代の湖は凍り付いている
魚たちを
美しいままで
色とりどりのままで
闘いの途中の虎たちが
水浴びの最中の鹿たちが
魚を捕りに潜った鳥たちが
厳冬よりも深い寒さの中
ガラスを鈍く割るように
音を立てて水が凍る
枯れ木が折れて
命の最後を奏でる
薄暗い湖の底で
一匹だけ生き残った古代魚
大きな体で小さく小さく
心は孤独なままで
天上の曲折の灯
いつかの青葉
夜に閉ざされ
心は廃れて
湖の底の
醜い泥
いつしか
生の喜びを忘れ
仲間の声も忘れ
濁りきった瞳で
見つめる闇の底
呼吸を続け生き残り
湖の主となり光を諦める
凍る鋭い音が迫り来る
日々近づいて静かに時を待つ
古代魚が吸い込んだ闇を吐いたとき
どこかで枯れ木が折れる音がして
湖が一瞬だけ色づき動き出し
早々と闇を渦巻かせた
少しだけ鼻に残った
昔の香りを
感じさせ
いってってってって
痛 痛 痛 痛 痛
つっ つっ ツッ ツゥ クッ
ガッドッドッドッド
雷 雷 雷 雷 雷
だっ だっ ダッ ダゥ ズッ
ちょうど角を曲がった所
出会いがしらにぶつかって
雲行き怪しくて
雷雨 豪雨 暴風雨
おっとっとっとっと
倒 倒 倒 倒 倒
トッ トッ ウッ ウゥ ガッ
指先触れそになった時
素早く離そとしたのに
強烈な磁力で
接着 密着 強襲的
身をねじり避けようとした所
引き倒されて乗られる
君の名は「不幸」
冗談 冗長 腐れ縁
いってってってって
ちょいとぶつかっただけさ
痛 痛 痛 痛 通
ガッドッドッドッド
立ち上がり進んでいくだけさ
雷 雷 雷 雷 来
口数多く語り合うより
もうそろそろいいかい
視線逸らして
幸甚 慶幸 突破口
雨の止む日は必ず来るから
豪雨からは逃げるが勝ちさ
雲間の光は訪れる
払拭 復興
命ある限り
トントントトントトントン
進んでいけるものなのさ
痛 痛 痛 痛 痛
つっ つっ ツッ ツゥ クッ
ガッドッドッドッド
雷 雷 雷 雷 雷
だっ だっ ダッ ダゥ ズッ
ちょうど角を曲がった所
出会いがしらにぶつかって
雲行き怪しくて
雷雨 豪雨 暴風雨
おっとっとっとっと
倒 倒 倒 倒 倒
トッ トッ ウッ ウゥ ガッ
指先触れそになった時
素早く離そとしたのに
強烈な磁力で
接着 密着 強襲的
身をねじり避けようとした所
引き倒されて乗られる
君の名は「不幸」
冗談 冗長 腐れ縁
いってってってって
ちょいとぶつかっただけさ
痛 痛 痛 痛 通
ガッドッドッドッド
立ち上がり進んでいくだけさ
雷 雷 雷 雷 来
口数多く語り合うより
もうそろそろいいかい
視線逸らして
幸甚 慶幸 突破口
雨の止む日は必ず来るから
豪雨からは逃げるが勝ちさ
雲間の光は訪れる
払拭 復興
命ある限り
トントントトントトントン
進んでいけるものなのさ
愛するあなたは死んでしまったと聞いた
どこへ行ってしまったのだろう
悲しみにくれるよりも前に
沢山の疑問符の海を泳いで
絡みついた網を振りほどけず
もがき探す体は意識を失わずに
愛するあなたの亡骸は声を出している
どこから聞こえてくるのだろう
抜け道を探すよりも前に
沢山の言葉の海を泳いで
しがみ付いた錘を振りほどけず
沈み狂わす意図は夜叉の怒りで
失っていくぬくもりの自分勝手さで
乾いた心の痛さと可愛さで
わからなくなって
首を少しずつ絞められて
出口がわからないほど
迷い込んで悩んで
愛していたはずの
強い気持ちさえ
忘れそうになってしまう
愛するあなたの亡骸を捜している
どこにも見当たらないのだろう
諦めが心を殺すよりも前に
沢山の想いの湖に入り
壊れた瞳を取り替えて
見える世界の明日を捉えて
愛するあなたは死んでしまったと聞いた
どこかの遥か彼方の見知らぬ場所で
思いもつかない死に至る淵
私が愛を葬る前に
逃げ出す世界の
明日へと
どこへ行ってしまったのだろう
悲しみにくれるよりも前に
沢山の疑問符の海を泳いで
絡みついた網を振りほどけず
もがき探す体は意識を失わずに
愛するあなたの亡骸は声を出している
どこから聞こえてくるのだろう
抜け道を探すよりも前に
沢山の言葉の海を泳いで
しがみ付いた錘を振りほどけず
沈み狂わす意図は夜叉の怒りで
失っていくぬくもりの自分勝手さで
乾いた心の痛さと可愛さで
わからなくなって
首を少しずつ絞められて
出口がわからないほど
迷い込んで悩んで
愛していたはずの
強い気持ちさえ
忘れそうになってしまう
愛するあなたの亡骸を捜している
どこにも見当たらないのだろう
諦めが心を殺すよりも前に
沢山の想いの湖に入り
壊れた瞳を取り替えて
見える世界の明日を捉えて
愛するあなたは死んでしまったと聞いた
どこかの遥か彼方の見知らぬ場所で
思いもつかない死に至る淵
私が愛を葬る前に
逃げ出す世界の
明日へと
朝が来る前に雨が降る。
夜を引き裂いて、
一粒一粒叩きつけられながら。
昨日まで見た景色を失って、
記憶の欠片は脳から飛び去って、
少しずつ忘れ、
少しずつ再構成されて、
少しずつ違う自分になっていく。
喪失すらもわからずに、
喪失を繰り返し、
大地につけた足跡は、
風によって洗い流されていく。
君を憎んだ日々はどこにいったのだろう。
あんなに愛していたのに。
君を失い悶え狂った日々はどこにいったのだろう。
あんなに想っていたのに。
引き裂かれるような苦しみの味が、
いつの間にか咲いている
たんぽぽの根にも似て。
殺されそうだよ。
雨水に ふやけた 柱に 刺さっている
錆び釘に。
あいつが足の小指に突き刺さって
二度と動けなくなりそう。
朝に向かう前に、
雨に打たれて冷たくなる。
朝が来る前に雨が降った。
夜を爪の先で引き裂いて、
剥がれた爪は指から離れず。
引きちぎってしまいたいのに、
躊躇してしまう。
朝日が昇ったら、歪に治っていくだろう。
そうして
臆病なまま
何も出来ないまま
決められないまま
進まないまま、酷く傷だらけの
歪んだ体が
出来上がってくる。
夜を引き裂いて、
一粒一粒叩きつけられながら。
昨日まで見た景色を失って、
記憶の欠片は脳から飛び去って、
少しずつ忘れ、
少しずつ再構成されて、
少しずつ違う自分になっていく。
喪失すらもわからずに、
喪失を繰り返し、
大地につけた足跡は、
風によって洗い流されていく。
君を憎んだ日々はどこにいったのだろう。
あんなに愛していたのに。
君を失い悶え狂った日々はどこにいったのだろう。
あんなに想っていたのに。
引き裂かれるような苦しみの味が、
いつの間にか咲いている
たんぽぽの根にも似て。
殺されそうだよ。
雨水に ふやけた 柱に 刺さっている
錆び釘に。
あいつが足の小指に突き刺さって
二度と動けなくなりそう。
朝に向かう前に、
雨に打たれて冷たくなる。
朝が来る前に雨が降った。
夜を爪の先で引き裂いて、
剥がれた爪は指から離れず。
引きちぎってしまいたいのに、
躊躇してしまう。
朝日が昇ったら、歪に治っていくだろう。
そうして
臆病なまま
何も出来ないまま
決められないまま
進まないまま、酷く傷だらけの
歪んだ体が
出来上がってくる。
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光野 朝風
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