壊れそうなほど伝えても
振り向いてくれない数え切れないもの
壊れた沢山のものを捨て去って
振り返りもしない無駄に思えるもの
何も背負いもせず 何かにのしかられつつ
自分は誰なんだ 自問自答繰り返して
まるで馬鹿な犬みたいに 餌を探してる
壊れそうなほど叫んでも
振り返らない人々の波の中で
壊れた沢山のものを拾い集めて
零れていく抱えきれずに落ちていく
生きられも死もせず 流されるまま腐れつつ
世の中は何なんだ 若さのまま繰り返して
まるで汚れ猫みたいに 人を拒否してる
壊れそうなほど外れても
満たしてもくれない命の問いかけ
壊れるこれからのものが不安で
笑えもしない臆病な日々は進まず
壊れそうなほど生きていると
振り向き笑いあった少なからずの絆
壊れそうな数々の時を集めあって
語り笑い合えるんだ無駄のようなもの
振り向いてくれない数え切れないもの
壊れた沢山のものを捨て去って
振り返りもしない無駄に思えるもの
何も背負いもせず 何かにのしかられつつ
自分は誰なんだ 自問自答繰り返して
まるで馬鹿な犬みたいに 餌を探してる
壊れそうなほど叫んでも
振り返らない人々の波の中で
壊れた沢山のものを拾い集めて
零れていく抱えきれずに落ちていく
生きられも死もせず 流されるまま腐れつつ
世の中は何なんだ 若さのまま繰り返して
まるで汚れ猫みたいに 人を拒否してる
壊れそうなほど外れても
満たしてもくれない命の問いかけ
壊れるこれからのものが不安で
笑えもしない臆病な日々は進まず
壊れそうなほど生きていると
振り向き笑いあった少なからずの絆
壊れそうな数々の時を集めあって
語り笑い合えるんだ無駄のようなもの
窓際で君は死んでいた
青白く眠るように
光の粒を腐敗の種として
冷たい瞳は開いたままで
流れるテレビのニュースを
聞こえなくなった耳に届けている
感じなくなった皮膚を
君が飼っていた熱帯魚が
気がつきもせずになぞっている
夏の灰は空を切り刻む
降り注いだ色の破片
君の死から一日もせずに
歌うことを忘れてしまった 全てのもの
君を感情のまま抱きしめる
薄紅の唇に一番近くなって
いずれ滅び行く全てのものを
救えず自分だけ生きながらえた
後悔の園をナイフで切り分けて
涙を散らしながら地につまづく
窓際の君の死体は
美しいほどで
風になびくカーテンは
君の頬をかすめて 君を壊した
全ては元に戻らず進んでいく
きっと夢のように現実を捉えて
すべては過ぎ去った時の暗闇へと
モーターの音が部屋を満たし
冷蔵庫は動き続けている
君がやり残した全てのことは
二度とわからず閉じ込められた
見渡せば終わりゆく心だけが
ホルマリン漬けにされて
あがいた力は空へ帰り 世界は零へ
半透明のビニール袋を被り
得体の知れない物体が
くらげのように泳いでいた
水のように形は変わり
イカのようにも
貝のようにも見えてくる
半信半疑の世界を頭に被り
得体の知れない思考が
くらげのように泳いでいた
石のように脳は固まり
散ったハスのようにも
アスファルトの欠片にも見えてくる
溺れ死んでしまいそうな
世俗の空気は
大気に泳ぐ生き物を殺していく
反対車線のハイビームを被り
得体の知れない厳罰が
くらげのように泳いでいた
灰のような汚れに変わり
着ている服となって
看板を掲げているようにも見えてくる
小さな世界にしがみつき
捨てられずに澱み
外の世界への窓は鉄のカーテン
反省文を並べ立て体を覆い
得体の知れない恐怖が
くらげのように泳いでいた
明日のように時間は鈍くなり
枯れた花のようにも
会えない恋人のようにも見えてくる
もうわからないくらいに
半透明のビニール袋
叫び声も遮られて
いつの間にか窒息しそうな
袋の中に紙くずのように
入れられて呼吸してる
得体の知れない物体が
くらげのように泳いでいた
水のように形は変わり
イカのようにも
貝のようにも見えてくる
半信半疑の世界を頭に被り
得体の知れない思考が
くらげのように泳いでいた
石のように脳は固まり
散ったハスのようにも
アスファルトの欠片にも見えてくる
溺れ死んでしまいそうな
世俗の空気は
大気に泳ぐ生き物を殺していく
反対車線のハイビームを被り
得体の知れない厳罰が
くらげのように泳いでいた
灰のような汚れに変わり
着ている服となって
看板を掲げているようにも見えてくる
小さな世界にしがみつき
捨てられずに澱み
外の世界への窓は鉄のカーテン
反省文を並べ立て体を覆い
得体の知れない恐怖が
くらげのように泳いでいた
明日のように時間は鈍くなり
枯れた花のようにも
会えない恋人のようにも見えてくる
もうわからないくらいに
半透明のビニール袋
叫び声も遮られて
いつの間にか窒息しそうな
袋の中に紙くずのように
入れられて呼吸してる
悲しい出来事を知っている
嬉しい出来事を知っている
古代の湖は凍り付いている
魚たちを
美しいままで
色とりどりのままで
闘いの途中の虎たちが
水浴びの最中の鹿たちが
魚を捕りに潜った鳥たちが
厳冬よりも深い寒さの中
ガラスを鈍く割るように
音を立てて水が凍る
枯れ木が折れて
命の最後を奏でる
薄暗い湖の底で
一匹だけ生き残った古代魚
大きな体で小さく小さく
心は孤独なままで
天上の曲折の灯
いつかの青葉
夜に閉ざされ
心は廃れて
湖の底の
醜い泥
いつしか
生の喜びを忘れ
仲間の声も忘れ
濁りきった瞳で
見つめる闇の底
呼吸を続け生き残り
湖の主となり光を諦める
凍る鋭い音が迫り来る
日々近づいて静かに時を待つ
古代魚が吸い込んだ闇を吐いたとき
どこかで枯れ木が折れる音がして
湖が一瞬だけ色づき動き出し
早々と闇を渦巻かせた
少しだけ鼻に残った
昔の香りを
感じさせ
嬉しい出来事を知っている
古代の湖は凍り付いている
魚たちを
美しいままで
色とりどりのままで
闘いの途中の虎たちが
水浴びの最中の鹿たちが
魚を捕りに潜った鳥たちが
厳冬よりも深い寒さの中
ガラスを鈍く割るように
音を立てて水が凍る
枯れ木が折れて
命の最後を奏でる
薄暗い湖の底で
一匹だけ生き残った古代魚
大きな体で小さく小さく
心は孤独なままで
天上の曲折の灯
いつかの青葉
夜に閉ざされ
心は廃れて
湖の底の
醜い泥
いつしか
生の喜びを忘れ
仲間の声も忘れ
濁りきった瞳で
見つめる闇の底
呼吸を続け生き残り
湖の主となり光を諦める
凍る鋭い音が迫り来る
日々近づいて静かに時を待つ
古代魚が吸い込んだ闇を吐いたとき
どこかで枯れ木が折れる音がして
湖が一瞬だけ色づき動き出し
早々と闇を渦巻かせた
少しだけ鼻に残った
昔の香りを
感じさせ
いってってってって
痛 痛 痛 痛 痛
つっ つっ ツッ ツゥ クッ
ガッドッドッドッド
雷 雷 雷 雷 雷
だっ だっ ダッ ダゥ ズッ
ちょうど角を曲がった所
出会いがしらにぶつかって
雲行き怪しくて
雷雨 豪雨 暴風雨
おっとっとっとっと
倒 倒 倒 倒 倒
トッ トッ ウッ ウゥ ガッ
指先触れそになった時
素早く離そとしたのに
強烈な磁力で
接着 密着 強襲的
身をねじり避けようとした所
引き倒されて乗られる
君の名は「不幸」
冗談 冗長 腐れ縁
いってってってって
ちょいとぶつかっただけさ
痛 痛 痛 痛 通
ガッドッドッドッド
立ち上がり進んでいくだけさ
雷 雷 雷 雷 来
口数多く語り合うより
もうそろそろいいかい
視線逸らして
幸甚 慶幸 突破口
雨の止む日は必ず来るから
豪雨からは逃げるが勝ちさ
雲間の光は訪れる
払拭 復興
命ある限り
トントントトントトントン
進んでいけるものなのさ
痛 痛 痛 痛 痛
つっ つっ ツッ ツゥ クッ
ガッドッドッドッド
雷 雷 雷 雷 雷
だっ だっ ダッ ダゥ ズッ
ちょうど角を曲がった所
出会いがしらにぶつかって
雲行き怪しくて
雷雨 豪雨 暴風雨
おっとっとっとっと
倒 倒 倒 倒 倒
トッ トッ ウッ ウゥ ガッ
指先触れそになった時
素早く離そとしたのに
強烈な磁力で
接着 密着 強襲的
身をねじり避けようとした所
引き倒されて乗られる
君の名は「不幸」
冗談 冗長 腐れ縁
いってってってって
ちょいとぶつかっただけさ
痛 痛 痛 痛 通
ガッドッドッドッド
立ち上がり進んでいくだけさ
雷 雷 雷 雷 来
口数多く語り合うより
もうそろそろいいかい
視線逸らして
幸甚 慶幸 突破口
雨の止む日は必ず来るから
豪雨からは逃げるが勝ちさ
雲間の光は訪れる
払拭 復興
命ある限り
トントントトントトントン
進んでいけるものなのさ
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光野 朝風
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