カツーン カツーン カツーン
金属の音が鳥や風の音よりも
高く早く広がり響いている
決して早くはなく
ゆっくり
間を置き
ゆっくり
静かな霧雨の中
雨だれが屋根から落ちる速さに似ている
急ぐことはないが
瞳には憂いがある
何故そう見えるのか
決して勘違いではない
沈んだ しかし妙にきらめき
真夏の湖の奥底のような
暗くも美しいゆらぎ
カツーン カツーン カツーン
鋼鉄の杭を鋼鉄の金づちで打ち付ける
鋼鉄の意志と魂で
その腕や体は弱り果てても
ゆっくり
間を置き
ゆっくり
カツーン カツーン カツーン
確かに見える内なる炎のほとばしりが
夜の帳に散りばめられる
星の鐘を打つようで
ゆっくり
間を置き
ゆっくり
カツーン カツーン カツーン
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