激しい雨が 屋根を叩く
体を叩くような 音を立たせて
激しい雨は 我が命を踏みつけそうで
怖い夜を 過ごして一瞬
雨脚弱まり 杞憂の懸念
我が魂のあやふやさよ
明日には忘れて新しく
かの人よ あなたの魂は何処
河を渡りし かの人たちよ
我が言の葉は何処に帰りしか
我が魂よ 我は何処の人の言葉を語りしか
我が美しき かの人たちの雷命よ
轟き慟哭しつづける雷鳴なる命の動揺よ
我が悲哀は 永久に語り続け
我が美しさは 永久に囚われ続け
美しき 広がる彼岸の色よ
激しい雨が 余韻を残す
景色を割るような 色を広げて
激しい雨の 夢痕のようなほころび
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