たくさんの言葉よりも
たった一度の抱擁がぬくもりを与えることがある
たくさんの触れ合いよりも
たった一言の言葉が心を動かすこともある
たくさん与えればよいものではなく
たった一つだけのことだけでも寂しくなる
言葉を並べれば
矛盾したことはたくさんあって
行動だけでは
不安になることはたくさんある
どうして私たちは
空を見るとき石につまづき
地に目を見張るとき空の広さを忘れるのだろう
どうして愛を行おうとせず
愛を語りたがるのだろう
どうして恋に憧れて
傷つくことを恐れるのだろう
遠くを眺めて
近くを見逃し
機会を逸しては
夢を見続ける
急ぐ必要はなくとも
歩みを躊躇する必要はない
手の届くものを手に入れて
私たちは空を目指す
バベルの子供たち
たった一度の抱擁がぬくもりを与えることがある
たくさんの触れ合いよりも
たった一言の言葉が心を動かすこともある
たくさん与えればよいものではなく
たった一つだけのことだけでも寂しくなる
言葉を並べれば
矛盾したことはたくさんあって
行動だけでは
不安になることはたくさんある
どうして私たちは
空を見るとき石につまづき
地に目を見張るとき空の広さを忘れるのだろう
どうして愛を行おうとせず
愛を語りたがるのだろう
どうして恋に憧れて
傷つくことを恐れるのだろう
遠くを眺めて
近くを見逃し
機会を逸しては
夢を見続ける
急ぐ必要はなくとも
歩みを躊躇する必要はない
手の届くものを手に入れて
私たちは空を目指す
バベルの子供たち
粋がっていた若者が
年を取って人の上に立ったら
うさんくさい大人になりやがった
あの日 大人に対して
自らを主張していた暴力性は
弱者を叩く力に成り代わった
すました顔して座ってる
椅子を誰にも渡さないと
死守して蹴落とそうとしているだけさ
棺おけまで逃げやがれ
全速力で 姑息に 蒙昧に
プライドだけが肥大した塊
いつの日か
批判を繰り返していた若者が
手に持った釘を自分に刺すのが嫌で
誰かへ打ち付けるようになるのだろうか
それとも ただ静かに
誰も傷つけず 何も主張せず
何一つ行動しない
ただ何者かに振り回される
存在になるのだろうか
明日などないと 絶望する人たちの
たくさんの屍の上に幸福はある
痛みを誰かに押し付け 笑いあう
あの日 大人に対して
痛みを主張していた若者たちは
弱者に痛みを押し付けるようになった
すました顔して笑っては
背中であざけりと卑しさを浮かべ
弄び不幸を与える喜びを知ったのさ
もうすぐ棺おけに入れる
理知的な感傷もなく
幸福は自らのためだけに
年を取って人の上に立ったら
うさんくさい大人になりやがった
あの日 大人に対して
自らを主張していた暴力性は
弱者を叩く力に成り代わった
すました顔して座ってる
椅子を誰にも渡さないと
死守して蹴落とそうとしているだけさ
棺おけまで逃げやがれ
全速力で 姑息に 蒙昧に
プライドだけが肥大した塊
いつの日か
批判を繰り返していた若者が
手に持った釘を自分に刺すのが嫌で
誰かへ打ち付けるようになるのだろうか
それとも ただ静かに
誰も傷つけず 何も主張せず
何一つ行動しない
ただ何者かに振り回される
存在になるのだろうか
明日などないと 絶望する人たちの
たくさんの屍の上に幸福はある
痛みを誰かに押し付け 笑いあう
あの日 大人に対して
痛みを主張していた若者たちは
弱者に痛みを押し付けるようになった
すました顔して笑っては
背中であざけりと卑しさを浮かべ
弄び不幸を与える喜びを知ったのさ
もうすぐ棺おけに入れる
理知的な感傷もなく
幸福は自らのためだけに
明日の朝には雪が降る
真夏の雷雨の後に
蒸し返すような水蒸気が
君を押し返すようにして
足跡をつけた子供たち
また夜に夢を見るのだろう
怖いお化けも出ずに
安心して深い眠りへ
猫は舌なめずり
あくびをして日差しを浴びる
季節はずれのストーブ
くるまってあたたまる
明日には真夏になるだろう
水遊びをして母が見守る
夕日が落ちたような光を散らし
手からはじけ飛ぶだろう
バイバイ 一日だけの真冬
明日の朝には溶けている
地下鉄の駅の前で
マフラーに包まれていた
あの子も もう見れない
きっとよくなる
白さが消えて
アスファルトの灰が街を覆っても
息を吸い 力強い瞳で空を見るだろう
時計は進んで一秒明日へと過ぎたとき
故郷で感じていた凍てつきもなくなり
この街本来のぬくもりに戻るだろう
踏みしめたタバコの吸殻を拾い上げ
携帯の灰皿に入れるあの子の横顔
彼に注意されてしぶしぶ拾っていた
仲良さそうに何処かへ行く
砂漠の駱駝に乗って何処までも
笑い合いながら行くのだろう
懐かしみに浸る時間も只一日
キラキラと輝いていた雪の結晶も
敷き詰められる間もなく
車輪と人に汚されて
見る影も無く 手の平に落ちても
見る間もなく 息がかかっただけで
溶けて甘く真っ白に溶けていった
終わったね 胸にとどめておこう
たった一日だけあった真夏の雪を
故郷で毎年見ていた あの景色を
想い出などと呼べるものが無くとも
匂いだけ 切なく鼻をくすぐった
子供たちは次の日
踏みしめるように濡れた路面を走り
友達と一緒に学校へと急いだ
いつもの通り
真夏の雷雨の後に
蒸し返すような水蒸気が
君を押し返すようにして
足跡をつけた子供たち
また夜に夢を見るのだろう
怖いお化けも出ずに
安心して深い眠りへ
猫は舌なめずり
あくびをして日差しを浴びる
季節はずれのストーブ
くるまってあたたまる
明日には真夏になるだろう
水遊びをして母が見守る
夕日が落ちたような光を散らし
手からはじけ飛ぶだろう
バイバイ 一日だけの真冬
明日の朝には溶けている
地下鉄の駅の前で
マフラーに包まれていた
あの子も もう見れない
きっとよくなる
白さが消えて
アスファルトの灰が街を覆っても
息を吸い 力強い瞳で空を見るだろう
時計は進んで一秒明日へと過ぎたとき
故郷で感じていた凍てつきもなくなり
この街本来のぬくもりに戻るだろう
踏みしめたタバコの吸殻を拾い上げ
携帯の灰皿に入れるあの子の横顔
彼に注意されてしぶしぶ拾っていた
仲良さそうに何処かへ行く
砂漠の駱駝に乗って何処までも
笑い合いながら行くのだろう
懐かしみに浸る時間も只一日
キラキラと輝いていた雪の結晶も
敷き詰められる間もなく
車輪と人に汚されて
見る影も無く 手の平に落ちても
見る間もなく 息がかかっただけで
溶けて甘く真っ白に溶けていった
終わったね 胸にとどめておこう
たった一日だけあった真夏の雪を
故郷で毎年見ていた あの景色を
想い出などと呼べるものが無くとも
匂いだけ 切なく鼻をくすぐった
子供たちは次の日
踏みしめるように濡れた路面を走り
友達と一緒に学校へと急いだ
いつもの通り
マスメディアが
「見世物小屋」になって
「劇場」と「日常」の
境目はなくなった
僕ら呆けてどうしたんだろう
怒りは「見世物」に
嘆きは「幸福への媚薬」に
嘲笑は「優越感」に
麻薬みたいに覗き趣味
脳に打ってないと
次は我が身の不幸
浮世離れの政治家は
大見得啖呵熱弁ふるい
裏じゃマスゲーム考え
金勘定の団体戦
怒りと罵倒とお祭りと
正義の定義は辞書にのみ
情報と妄想と与え繰り返し
金をポケットに突っ込む
詐欺師は笑い
正直者は踊り続ける
利己主義者の正義に
楽天家すら憤る
喪失者は窮鼠と化す
笑う猫を噛み千切れ
猫は逃走 魚を咥え
隠れて食して肥満体
失うものなどないのだと
勇気と絶望感の皮肉
露ほども感じない成金どもは
塔の上からせせら笑う
博打を打てよ
待てども転落
命を削れ 知恵を絞って
乾坤一擲 さあ笑え
鼠は牢をかじり続け
脱出の夢を見る
「見世物小屋」になって
「劇場」と「日常」の
境目はなくなった
僕ら呆けてどうしたんだろう
怒りは「見世物」に
嘆きは「幸福への媚薬」に
嘲笑は「優越感」に
麻薬みたいに覗き趣味
脳に打ってないと
次は我が身の不幸
浮世離れの政治家は
大見得啖呵熱弁ふるい
裏じゃマスゲーム考え
金勘定の団体戦
怒りと罵倒とお祭りと
正義の定義は辞書にのみ
情報と妄想と与え繰り返し
金をポケットに突っ込む
詐欺師は笑い
正直者は踊り続ける
利己主義者の正義に
楽天家すら憤る
喪失者は窮鼠と化す
笑う猫を噛み千切れ
猫は逃走 魚を咥え
隠れて食して肥満体
失うものなどないのだと
勇気と絶望感の皮肉
露ほども感じない成金どもは
塔の上からせせら笑う
博打を打てよ
待てども転落
命を削れ 知恵を絞って
乾坤一擲 さあ笑え
鼠は牢をかじり続け
脱出の夢を見る
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光野 朝風
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