忍者ブログ
名も無き言葉たち 散文 詩
[4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

疑いから始めることと
信じることから始めることと

人は二つの入り口から
他者を評価しながら
疑いから始める人は
欠点だけをまず見つけ
信じることから始める人は
長所だけをまず見つけ
進めなかったり
進んだり
まるで何をどうしていいか
わからないほどに

いくつもの対比を繰り返し
優れているとか
劣っているとか

君が明日見る相手は
どちらかでしかなくて
評価したり付き合ったり
まるでシーソーゲームより
激しく不安定で
まるで明日を作るよりも
ひたすら安定を望む

どちらに転ぶ
明日はどちらだ
未来はどこへ
見えない
見つけられない
まるで
迷うよりも
道を探し続け
足元を見れず
焦るばかり

信じられるものは
どこにいったと
自分を無視し続ける

拍手[1回]

PR
たくさんの言葉よりも
たった一度の抱擁がぬくもりを与えることがある

たくさんの触れ合いよりも
たった一言の言葉が心を動かすこともある

たくさん与えればよいものではなく
たった一つだけのことだけでも寂しくなる

言葉を並べれば
矛盾したことはたくさんあって

行動だけでは
不安になることはたくさんある

どうして私たちは
空を見るとき石につまづき
地に目を見張るとき空の広さを忘れるのだろう

どうして愛を行おうとせず
愛を語りたがるのだろう

どうして恋に憧れて
傷つくことを恐れるのだろう

遠くを眺めて
近くを見逃し
機会を逸しては
夢を見続ける

急ぐ必要はなくとも
歩みを躊躇する必要はない

手の届くものを手に入れて
私たちは空を目指す
バベルの子供たち

拍手[2回]

助けてくださいと
小さく叫んでいた
見知らぬ魂は
放っておかれた

一杯の味噌汁は冷め
ご飯は固まっていた
パンにはカビが生え
ミルクは腐っていた

おめかしして出かける
叫ぶ魂をよそに
命は面倒
使えない子は屑

利己心は冷たかった
魂を凍りつかせるほどに
虚栄心は恐ろしかった
痛めつけられ震えるほどに

死んだほうが楽
生きているのは辛い
一本のロープと
頑丈な支え

支えがあれば
出来るんだよ
死にに行くことも
生きようとすることも

街のビルは反射する
太陽の熱を爛れるように

拍手[1回]

粋がっていた若者が
年を取って人の上に立ったら
うさんくさい大人になりやがった

あの日 大人に対して
自らを主張していた暴力性は
弱者を叩く力に成り代わった

すました顔して座ってる
椅子を誰にも渡さないと
死守して蹴落とそうとしているだけさ

棺おけまで逃げやがれ
全速力で 姑息に 蒙昧に
プライドだけが肥大した塊

いつの日か
批判を繰り返していた若者が
手に持った釘を自分に刺すのが嫌で
誰かへ打ち付けるようになるのだろうか

それとも ただ静かに
誰も傷つけず 何も主張せず
何一つ行動しない
ただ何者かに振り回される
存在になるのだろうか

明日などないと 絶望する人たちの
たくさんの屍の上に幸福はある
痛みを誰かに押し付け 笑いあう

あの日 大人に対して
痛みを主張していた若者たちは
弱者に痛みを押し付けるようになった

すました顔して笑っては
背中であざけりと卑しさを浮かべ
弄び不幸を与える喜びを知ったのさ

もうすぐ棺おけに入れる
理知的な感傷もなく
幸福は自らのためだけに

拍手[1回]

暗く不安な顔
垂れた髪の隙間
覗く瞳 潤んでいた
空港のゲートを出たベンチで
座っていた少女

まるで世界に
否定されているかのように
まるで自分を
疎んでいるかのように

腕を組んで嬉しそうに笑う
タバコを吸って息を落ち着ける

不安が少し飛んだ顔
髪をかき上げてやると
空港の狭い喫煙所で
少し戸惑う少女

ようやく新しい
世界を迎えたかのように
ようやく想いを
確かめたかのように

雨雲がついてまわる少女に
眩しいほどの晴天が広がった

熱いほどの太陽で
熱いほどの口づけで
バスに乗り込んだ少女は
青年の手を握り
始まりを予感した

拍手[2回]

明日の朝には雪が降る
真夏の雷雨の後に
蒸し返すような水蒸気が
君を押し返すようにして

足跡をつけた子供たち
また夜に夢を見るのだろう
怖いお化けも出ずに
安心して深い眠りへ

猫は舌なめずり
あくびをして日差しを浴びる
季節はずれのストーブ
くるまってあたたまる

明日には真夏になるだろう
水遊びをして母が見守る
夕日が落ちたような光を散らし
手からはじけ飛ぶだろう

バイバイ 一日だけの真冬
明日の朝には溶けている
地下鉄の駅の前で
マフラーに包まれていた
あの子も もう見れない

きっとよくなる
白さが消えて
アスファルトの灰が街を覆っても
息を吸い 力強い瞳で空を見るだろう
時計は進んで一秒明日へと過ぎたとき
故郷で感じていた凍てつきもなくなり
この街本来のぬくもりに戻るだろう

踏みしめたタバコの吸殻を拾い上げ
携帯の灰皿に入れるあの子の横顔
彼に注意されてしぶしぶ拾っていた
仲良さそうに何処かへ行く
砂漠の駱駝に乗って何処までも
笑い合いながら行くのだろう

懐かしみに浸る時間も只一日
キラキラと輝いていた雪の結晶も
敷き詰められる間もなく
車輪と人に汚されて
見る影も無く 手の平に落ちても
見る間もなく 息がかかっただけで
溶けて甘く真っ白に溶けていった

終わったね 胸にとどめておこう
たった一日だけあった真夏の雪を
故郷で毎年見ていた あの景色を
想い出などと呼べるものが無くとも
匂いだけ 切なく鼻をくすぐった

子供たちは次の日
踏みしめるように濡れた路面を走り
友達と一緒に学校へと急いだ
いつもの通り

拍手[1回]

数々のものを塗り替えて
数々のものを与えて
数々の認識を多様にする

ただ一生懸命に
ただ熱心に
ただ懇々と

君がどのように否定しようとも
君がどのように闇を見ようとも
数々の事実を作り上げて
数々の喜びを与えて
数々のぬくもりを刻む

たくさんの言葉よりも
たくさんの事実を
たくさんの恐怖の勘繰りよりも
たくさんの笑顔の時間を

否定してもしきれない
闇に塗り替えようとしても出来ない
たくさんの笑い顔と
たくさんの幸せを

ただ一生懸命に
ただ熱心に
ただ懇々と

拍手[2回]

一番だったものを
捜し求めて
あれやこれや
手を替え品を替え

これじゃないの
あなたじゃないの
足りない 違う
もういいの

思い描いて見つからず
目の前にして落胆し
飽きが来て捨て去る

たくさんの魅力を見つけず
あらゆるものを無視し
好奇心を放棄する

これじゃないの
あなたじゃないの
足りない 違う
もういいの

一番じゃないものは
すべて二番目で
一番じゃないものは
すべて価値がなくて
一番じゃないものは
心の中に入らない

まるで劣化したもののよう
まるで崩れたもののよう
興味なさそうに
一番じゃないものを眺める目

手をつけ品を替え
心の冷えるまま
どこにいくかもわからず
手を伸ばしては
掴みかけては捨てる代替品

拍手[2回]

マスメディアが
「見世物小屋」になって
「劇場」と「日常」の
境目はなくなった

僕ら呆けてどうしたんだろう
怒りは「見世物」に
嘆きは「幸福への媚薬」に
嘲笑は「優越感」に
麻薬みたいに覗き趣味
脳に打ってないと
次は我が身の不幸

浮世離れの政治家は
大見得啖呵熱弁ふるい
裏じゃマスゲーム考え
金勘定の団体戦

怒りと罵倒とお祭りと
正義の定義は辞書にのみ
情報と妄想と与え繰り返し
金をポケットに突っ込む

詐欺師は笑い
正直者は踊り続ける
利己主義者の正義に
楽天家すら憤る

喪失者は窮鼠と化す
笑う猫を噛み千切れ
猫は逃走 魚を咥え
隠れて食して肥満体

失うものなどないのだと
勇気と絶望感の皮肉
露ほども感じない成金どもは
塔の上からせせら笑う

博打を打てよ
待てども転落
命を削れ 知恵を絞って
乾坤一擲 さあ笑え
鼠は牢をかじり続け
脱出の夢を見る

拍手[2回]

染み渡ったように
コトノハは降り注ぐ
落ちてはじけ
見つけていく煌き

生まれ変わり
愛を知り
ぬくもりを握る
抱きしめた熱は
潤いに満ちた命

明日の不安など
未来の断裂など
怖くなくなるほど
満ち足りる

声の浸食止まらず
柔らかな輪郭浮かべ
飴玉を舐める
淡さは風車

踏んだ足音
雲を切り開く
伏目がちの瞳
光に誘われる

変革と虹
手をとり
存在を受け入れる
自然に
ごく当たり前に

存在の無に耐えられず
一秒でも長く
欲しいと思う
巡らせる存在に
ラブソングは響き渡る

あなたとともに
あなたの声に心傾け
あなたの笑顔とともに
幸せを作っていく

拍手[2回]

PREV ←  HOME  → NEXT
プロフィール
HN:
光野 朝風
性別:
非公開
最新CM
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
フリーエリア
カレンダー
12 2026/01 02
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
Copyright (C) 2026 ぽえむーん(コトノハ) All Rights Reserved.

Photo by (c)Tomo.Yun   TemplateDesign by kaie
忍者ブログ [PR]