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名も無き言葉たち 散文 詩
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悲鳴にも似た君の声を鷲掴みにした
冬の森をさ迷い星よりも近く
蜜柑色の輝きを散らし枝に止まった君
黒い銀のような羽をまとい
羽の内側には藍が垣間見えた
僕は夜にとけ遠く響く鳴動を心に落とす

目覚めた瞳にはカーテンに蜜柑色の名残
外は山あいの空が薄桃色に頬を染めたよう
青々上に白雲が勢いよく筆書きされ日を誘っていた
冷たく絡み付く空気はカラリとして
乱れをなくした息を凍りつかせる
闇の森は白樺の光に掻き消されていた

踏みしめられた雪を踏みしめる
誰かが通った道の中に柔らかく積もる白雪
足元に残る闇の名残に君との時間を思い返す

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