きっと過ぎ去った
過ぎ去ったのだろう
過ぎ去ったかもしれない
確認は曖昧に
確信は漠然と
確約は願望で
焼けた野のようだった
一面の枯れ葉は秋の終わり
踏みしめるごとに
死の香ばしい匂い
歌を歌えば葉は舞い上がる
一年を閉じていく伴奏
ステップと破壊音
粉々になった紅葉は果てに
きっとすり抜ける
すり抜けたのだろう
すり抜けてたかもしれない
黙認は自然に
沈黙は漠然と
沈殿はいつの日か
噛んだ小指の血の味だ
一面に肉をばら撒いて終わり
踏みしめるごとに
死の香ばしい匂い
腕を上げれば空は落ちてくる
1つ区切りをつける指揮棒
メロディーと交響曲
迷いを導き命は果てに
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