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名も無き言葉たち 散文 詩
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恐、
瞬間的に欠けたと感じ、そこで伝えることをやめようとした。
そこに病も闇も同時に存在して死体の足先に触れたような、ぞっとするような冷たさが竜巻のような渦巻く速さで伝わってくるとは思いも知らなかった。
そもそもの欠落感は何だったのだろう。
恐ろしいのか、恐喝であったのか、強烈に似た衝撃であったのか、身のすくむような自発的な反応の中、両手は体を抱いていた。
見開き顔を上げなくては何も理知の欠片すら拾ないのに、硬直するたびに欠片が落ち、落ち、ガランと音すら立てて崩落する。

スナ、ハ、マ、
産まれたての頃に見た海が大きすぎて、音がざわめきたて、おそろしいそんざいだった。
目も明けられないほどの太陽の光が波の向こうにたどり着く水平線へと馬車がゆっくり走っていきそうで。
わかっているようで、何も。
すな、がさらさらと。
だから寝そべって、あたたかな、とても、あたたかな。
手も足も使って、わしゃわしゃと暴れるでもなく、溺れるでもなく。
かいがらを見つけた。
さがしていた人がいたから、さがした。
さがしまわってつかれたから、ねころがったよ。
白い、ちいさな、しろのような、さんかくの、かいがら。
あつめ、あつめた、あつ、あ、こぼれた、ひろってくれたひとがいた。
いつも、だきしめてくれる、ひと。
わらいかけてくれる、ひと。

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