指先から零れ落ちる
探り出して手を伸ばして
ボロボロボロボロ
砂ではなく土が乾いて落ちていく
わたしはもっとしっとりとした形であったのでは
私の指先はもっと器用に糸を紡いでいたのでは
いつの間にか絹の結い方がわからなくなった
毒が森を支配しだした時
私は黙り込んだ
君への言葉は想うことはあったはず
我らはいつの間にか私になったのだ
もはや言葉を考えて伝えられなくなった
懺悔をする前に伝えなければいけない言葉がある
後悔する前に伝えなければいけない言葉がある
その言葉
では
なく
突き付ける覚悟だったのだ
たゆたう絹の糸に見入る
紡げ紡げ
シルクの価値は今指先から流れ出ている
[0回]
PR
http://poemoon.blog.shinobi.jp/Entry/188/つむぐ