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名も無き言葉たち 散文 ボツコーナー 掃き溜め場 本家はこちらhttp://poemoon.seesaa.net/
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ガラス戸に濡れた霧の先に
玄関を抜け出して
レースをまとった肌は濡れる

歩き慣れた道の先に
迷いを誘うような憂いが満ちる
声を上げて自分に付きまとう
誰かが出した言葉も絡まって

道は濡れて滑りそうで
雑草は道端にはびこって
綺麗な道なはずで靴は泥まみれ

見つめ慣れた空の先に
憂鬱を映し出した雲が満ちる
心を込めた自分に付きまとう
誰かが出した感情も絡まって

土砂降りの中 靴は滑って
傘は空を舞って 泥にまみれた
雨粒は真っ直ぐに瞳を叩いて
雨 涙 悔しさ 情けなさ
大事な人のぬくもり想った

指を絡め合う熱の先に
壊れそうにゆらめく愛が満ちる
冷えてしまわぬように包み込み
繋ぎ結んでもう少し胸を合わせて

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白骨を踏みしめる乾いた音
ペキリペキリ細かく砕かれ分かれる
肉のついた骨は腐臭を放ち
いつまでも湿った音
風に消えもせず
土にも返れず

白い道は踏みしめて慣らされる
パキリパキリ跳ねた破片が木琴の音
燃え尽きなかった骨は空を濁らし
いつまでも濁った心
死に切れもせず
生き返られず

後ろを見れば綺麗な道筋
サラリサラサラ音なく沈んで
風化した骨は肉をも残さず
いつまでも乾いた音
希望で見えもせず
絶望で見えもせず

白骨を踏みしめたら乾いた音
パキリポキリ広がり続き果てもなく

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失われてしまった時間の断片を辿って
失われてしまった記憶の欠片を追い求めて
あなたの声を聞きたい
あなたの肌に触れたい
思い出せない完成された空間の中で
色褪せない戻れない過去をなぞって

二人の時間は何処へ辿り着き
二人の想いはいかように結び
二人の口づけは未来も濡らすだろうか
二人の交わりは死後も生を産むだろうか

錆びれていく鉄の森の輝き
風は流れ 風にさらされ 錆びていく
抱きしめれば棘に刺さり
うずくまれば光を見失う
待っていては錆びは広がり
目印になるものは確かにあったもの

記憶をたどって
残るぬくもりを信じて

失われてしまった時間の確かさを辿るのは
失われてしまった不確かさを求め集めて
まだあるだろう あなたの声
もうないだろう あなたの肌
思い出せても瓦解した時空の河で
色褪せない滑稽な記憶をなぞって

二人の時間は一人に戻り着き
二人の想いは綻びたゆたう
二人の口づけは美しく過去を濡らして
二人の交わりは永久の契りを産むだろうか

愛が芽生えることは証を刻むこと
命は流れ しかと胸に受け 耐え忍ぶ
焼かれただれても産み続け
滅びの声に抗いの闘争
待つ前に声を上げて広げ
目印となる対岸を確かに指さすもの

失われてしまいそうな恐怖の断片を潰して
失われてしまいそうな記憶の甘えを殺して
あなたの声を聞きたい
あなたの肌に触れたい
思い出していく過去が多重に積み上がり
不確かで確かな未来を掴むために

あなたを あなたを

命を辿って
残る血の温度信じて

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悲鳴にも似た君の声を鷲掴みにした
冬の森をさ迷い星よりも近く
蜜柑色の輝きを散らし枝に止まった君
黒い銀のような羽をまとい
羽の内側には藍が垣間見えた
僕は夜にとけ遠く響く鳴動を心に落とす

目覚めた瞳にはカーテンに蜜柑色の名残
外は山あいの空が薄桃色に頬を染めたよう
青々上に白雲が勢いよく筆書きされ日を誘っていた
冷たく絡み付く空気はカラリとして
乱れをなくした息を凍りつかせる
闇の森は白樺の光に掻き消されていた

踏みしめられた雪を踏みしめる
誰かが通った道の中に柔らかく積もる白雪
足元に残る闇の名残に君との時間を思い返す

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眠気を引きずりながら
涎を拭うとぬめりとべとつく
口の中に指を入れると
赤黒い血がまとわりついた

怠惰を引きずりながら
体を拭うとぬめりとべとつく
精気を失い指を動かすと
錆びついた音が引っ掻いた

口づけしようとする先は
ゴミ溜めみたいなガラス板
躍っているんだ タップダンスで
割れるまで ここ以外の場所なんて知らない

果実を噛んだ初の味は
忘れられない夢みたいな恋
追い続けているんだ 細い板の上を
踏み外すまで バランス感覚なんて知らない

どこかの隙間から光が突き刺してくる
天か地か 重力に逆らえないままの命で

悲しみを噛んだ初の味は
忘れられない鉄のような縛り
追い求めているんだ 道なき道を切り払い
茨が肉を刻もうと 勇気の道筋なんて知らない

口づけが示そうとする先は
愛を認めようとするガラスの器
溜められないんだ リズムは乱され
割れるまで ここ以外の場所なんて知らない

惰性にもがこうとしながら
心に問いかけようとべとつく
心臓を洗い取り換えられる
世界は子供の頃に戻って

夜明けを待ちながら
涙を拭うとさらりと散りゆく
口の中に指を入れると
昨日の交わりが香った

光に満たされながら理解もできないまま
正しいかどうか 重力に逆らえないままの命で
花の命は地に沈み続けて 咲く日を待つのだろう

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大気の汚れを吸い取って
薄汚い雨は降り注ぐ
ガラスを伝って地を這い
君の足元へと辿り着く

割れそうな器に溜まる雫は
エレクトリックな光で万華鏡
移ろいゆく人の足跡を濁して
掌で顔を覆う人に一筋の

ザザザザ
シャシャシャシャ
シュシュシュ

膝から落ちて水たまりを割る
薄汚れた体は打たれ続ける
凍り付いて滑ってゆく彼方に
水面(みなも)を切り裂く笑い声

泣いている子たちに溜まる悪意は
人工的な光で輝き始める
移ろいゆく欲望の足に踏みにじられ
泣き顔を覆う包帯に炎の

ザザザザ
シャシャシャシャ
シュシュシュ

ルルル
ルシャイド
シュラザザ

救おうとする掌から零れる
壊れた器のような命の道は
救いも強欲も分け隔てられずに
闇夜の虚飾のぬくみへ抱かれる

翼を望み
愛を望み
叶わなくても
せめて
手の
指先のぬくもりだけでも

愛を知る人よ教えてください
薄汚い世界の雨は冷たい
魂を伝って地を這い
君の足元へ辿り着く

割れそうな器に溜まる雫は
いつか来た道なのに忘れてしまって
移ろいゆく渇きの迷いへ消え去って
素顔を隠そうとする私の光を

ザザザザ
シャシャシャシャ
シュシュシュ

ルルル
ルシャイド
シュラザザ

傍にあることもわからずに
目の前をよぎっていることも
雨粒が大河になることも
なにもかもなにもかも

ザザザザ
シャシャシャシャ
シュシュシュ

ルルル
ルシャイド
シュラザザ




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熱量で気温が一日だけ上がり
後日敷き詰められて雪が降った
夢が覚めなければと酔いに溺れ
冷めた翌日には悪夢にむせた

希望が降っている
誓いもしない幻影が舞う
歌姫が満たした世界に満たされ
厳冬にも満たない世界は包まれる

甘く口づけを繰り返す世界は
表情を変えながら体を冷やす
問いを与え答えを待つ前に
夢を見た最後が甘美なように

神に祈る明日はどこに
頼りない指先が掴み損ね
生き抜くために見失った世界はどこに
かきわけようとする先の声が欲しい

暖かな日を望む炎に焼かれて
溶けゆく初雪は虚しく
積もる物も溶け散り諦めへ
人生や運命と言う言葉に埋めつつ

去らなければよかったのに
夢が続いていたのであろうに
去り行く姿を恨み辛んで
白く染まった世界を焦がし落とす

甘く広がる舌なめずりは
大地の血をすする声の証
我らが生きた大地が示す
秋を超えて重ねた白の層

どこへ行くのかわからない
見つめる場所はあるのに
あの地面へ着地したいのに
いつも風に流され別の場所

声は出せなかった雪の結晶
巻き込まれ纏われ一つに成れず
空を漂う間に心は凍り果て
諦めに満ちて地に降り積もる

地は敷き詰めて豊かに酔う
甘く緩やかな口づけの場所を
想いも描けなかった匂いへ
我らは降り立ち呼吸する

願いのような溶けゆく声の先は
大地の香りと歌に広がりし焦げ
飲み込み舞う喜びを残す
踏みしめて楽しんでくれたなら

私たちの残した音の感触を
私たちが伝えたい音の浸食を

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宇宙を旅しよう
紅を染めた白金をエンジンにして
結晶の形はそれぞれ
ジェット噴出
キラメキ白煙の一つ一つ

冬がやってきた
全てを染める白が凍てつく
やり残したことも
掘り下げなければいけないことも

飛ぼう
忘却を宝にして
いずれは巡り巡る
ケ・セラ・セラ

舞い踊る白の炎
宇宙の果てまで突き抜けよう
まだ行き足りない
果ては見えない

恵まれた気分で
黒を染めた白銀をエンジンにして
魂の形はそれぞれ
ジェット噴出
限られた命の一つ一つ

諦めずにやれた
全てを染める僕が染め行く
やり残したことも
掘り下げなければいけないことも

飛ぼう
忘却を宝にして
いずれは巡り巡る
ケ・セラ・セラ

舞い散る命の飛沫
次元の果てまで突き抜けよう
まだまだ足りない
果てを目指そう

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きっと過ぎ去った
過ぎ去ったのだろう
過ぎ去ったかもしれない

確認は曖昧に
確信は漠然と
確約は願望で

焼けた野のようだった
一面の枯れ葉は秋の終わり
踏みしめるごとに
死の香ばしい匂い

歌を歌えば葉は舞い上がる
一年を閉じていく伴奏
ステップと破壊音
粉々になった紅葉は果てに

きっとすり抜ける
すり抜けたのだろう
すり抜けてたかもしれない

黙認は自然に
沈黙は漠然と
沈殿はいつの日か

噛んだ小指の血の味だ
一面に肉をばら撒いて終わり
踏みしめるごとに
死の香ばしい匂い

腕を上げれば空は落ちてくる
1つ区切りをつける指揮棒
メロディーと交響曲
迷いを導き命は果てに

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黄金を散らし紅を叩き落として
冷たい手は美しく舞い踊る
闇夜の向こう側から
白い炎は一気に燃え上がり
野火よりも早く
かまいたちよりも鋭く
心を燃やして灰にする

真っ白くなった頬は
夏の情熱よりもあどけなく
誰かの口づけで染まる
誰よりも早く
キンッと張り詰めた空気で

ギュッギュッギュッ
踏みしめた痕に炎が上がる
光は差し込みダイヤモンド
天を仰いで祈りは降り積もり
粒は天上へ回り舞い上げる

枯れた黄金を踏みつぶし
削いだ肉のように紅は声も出さず
時間の向こう側から
白い炎は一気に燃え上がり
香りよりも早く
大地を爪で抉るよりも鋭く
回る地球は手を使う

漂白の円盤は
夏の棘よりも音やわらげ
誰かの歌声で染まる
誰よりも強く
キンッと張り詰めた幸せで

ギュッギュッギュッ
命を落とし痕を燃え上がらせる
キリリ張りダイヤモンドダスト
天に涙し喉は枯れ想い
指は天上へ指し震え続ける

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